耐震改修について ~その1号~
昨日、1泊2日で美作温泉に浸かってきました。
岡山の温泉と言えば、西の横綱露天風呂の湯原、奥津温泉、そして湯郷温泉が名湯です。
んが、Σ(゚д゚;) 湯郷温泉は・・・
最近は女子サッカー『なでしこジャパン』の宮間選手が温泉の手伝いをしながらサッカーに取り組んでいる街としても有名になり、ロンドンオリンピック練習候補地にもなっています。
さて、温泉はおまけですが、耐震改修について勉強してきました。その有効な手段が壁の改修であったり・屋根の改修である。という結論ですがその内容は・・・・
※講師:㈲中桐建築設計事務所 中桐慎治様
まずは下記を
http://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie-detail.html#10
※映像は無料貸し出ししていただけますが、申請が必用です。
今回のテーマ条件
在来軸組構法 戸建て 3階建て以下
まず、耐震に対しての基本考え
耐震工事をすることで頑丈な家を造ることが目的ではない。
ここ勘違いされている方が多いのではないでしょうか (ノ゚ο゚)ノ
阪神の震災で被災された遺族の方々のインタビュートークでは、「もう5分家が倒れなければ助けることができた」と言われる方が多いようでした。つまり、一度目の本地震で壁へのヒビワレは入ったとしても倒壊だけはしない状態にすること。そして、第二波の余震が来るまでに避難できる状態にする工事のことをさしています。
そのため耐震構法でリフォームを改修されていても余震で倒壊することはある。ということを認識しておくことです。
耐震補強するにあたって
①「地盤・基礎」と「上部構造」の2つの項目に分けられます。
※上部構造とは家の柱・壁になります。
②耐震補強計画とは
強い壁を増やせば耐震補強になる。これまず成功法。しかし、社寺のように壁面が少ない伝統工法は危ないのかと言えばそうではない。 秘密は
『接合部』。 単に金物で固定するというのはもっともな方法。
さらに言えば・・・、柱を宙ブラリの状態にしないためにどうするのがいいのか。 接合部をお寺のような構法にするととで柱・梁・桁などが抜けにくいようにすることは意外にいい方法。
費用についてですが、リフォームは部分的なものから大がかりな外廻りのものまであります。
お風呂だけの耐震改修になれば金額は抑えられますが、間取りを変えたり、外壁を触る増築工事などは金額がそれなり嵩むことが予測されますが、100万~200万くらいが多いようです。しかし、これは国等の補助金を上手く利用することで負担額は減ります。
各地方自治体及び専門的な構法については耐震診断士にご相談ください。
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/25184_105342_misc.pdf#search='岡山 耐震 診断士'
本日はここまで つづく・・・