太陽光発電の重さ ~地震などがおきても大丈夫?~ Ver.2
太陽光発電システムの設置にあたり
「太陽光発電のパネルを屋根に載せて地震の時に重さは大丈夫なの?」と、よく尋ねられます屋根全体にあんな重い物を載せるなんて地震が来た時に「どうぞ潰してください」と、言ってるようなもんじゃない。と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そこで先日、屋根のリフォームと太陽光発電システムを設置させていただいたO様宅とN様宅で検証してみましょう
ケース① O様宅の既設屋根はセメント瓦
岡山県倉敷市の耐震補助工事で屋根の軽量化を図りました。
よく見られるセメント瓦です。1枚の重量が約2,520グラム 1㎡辺りで換算すると37㎏の荷重が屋根に掛かっていましたが・・・
【後:軽量瓦】 超軽量瓦 で屋根リフォーム 1㎡辺り19.3㎏の重さの瓦で施工しました
全体の屋根重量では
(37㎏ ー 19.3㎏)/㎡×164.5㎡=2,911.65㎏
ニャント
22.3.15.完成
そこで屋根軽量化を記念し太陽光発電システムを設置させていただきました。
奮発しましたよ
Pansonic三洋製の5.2キロワットシステム
15㎏/枚の重さの太陽光パネルを25枚載せました。
15㎏×25枚=375㎏ それに、パネルを取り付ける架台の重量約200キロを足す。
もうこれ以上計算するのは野暮ですよね m(_ _ )m
ケース②
N様宅はリフォーム前、約2,520グラム/枚のセメント瓦が2階の屋根全体に742枚のっていました。
2.52㎏×742枚=1,824.48㎏ (2階屋根重量)
2階屋根に載せた太陽光発電のパネルは36枚
パネルは 約6.2㎏/枚
6.2㎏×36枚=223㎏ (パネルのみの総重量)
それにパネルを支えるラックの荷重が掛かり
23㌔/㎡×22.5㎡=517.5㎏ (2階総重量)
※2階南面載せたパネル㎡は22.5㎡です。
この517.5㎏の重さが局部的に掛かっているなら屋根を支えている木にも歪みが生じるでしょうが、屋根にまんべんなく荷重が掛かっているので問題ありません。
N様宅リフォーム後、約2,200グラム/枚の愛知県産の焼き瓦を2階の屋根全体に803枚のせました。
2.2㎏×803枚=1,766.6㎏ (2階瓦屋根重量)
+
517.5㎏ (太陽光発電の重量)
↓
2,284.1㎏ (リフォーム後の重量)
約459.62㎏の重量アップ(大人7人分程度)
さぁ、この重さをみなさんはどのように捉えられますか
それでも心配な方には、N様宅のような軽量瓦を載せることをお勧めします。
超軽量瓦その①
超軽量瓦その③ http://www.kmew.co.jp/roof/rooga/photo/index.html
尚、軽い屋根の是非については下記ホームページから御検証下さい
http://www.karuiyane.com/faq/index.html