屋根瓦にやってはいけないこと
スポーツの世界には『セオリー』があります。
考えや議論などを進めていく筋道。事物の間にある法則的な連関などをさします。
同じように屋根においてもやってはいけないことがあります
屋根の役目は雨・風から家を守ることが大きな役目ですが、家を長持ちさせるためには屋根のメンテナンスはしていかなければなりません。ただ正確な情報を収集し長持ちをさせてください。
例えば沿岸近くでは鉄板の屋根を使用すると塩害の被害を受けやすく私はお勧めしません。
かと、いって積雪の多い地域(北海道・青森を指しています)に瓦を使用すると屋根に荷重が掛かりすぎたり雪溶け水が瓦と瓦のジョイント部分から進入し、タブーです。上手に屋根材を選択してください 。
しかぁ~し、
せっかくいい材料を使っても『セオリー無視』した施工方法を見受けることがあります。
その一つに『いぶし瓦』 がまだらになってきたため塗装をかけることです。
※瓦に付いていた炭素(イブシ)が経年変化で流れるためこのような色になっています。決して腐っているわけではありません。むしろこれが自然と考がえ、瓦の味わいなんですよ(=⌒▽⌒=)
日本人の心にある『わび・サビ』の世界の表現とは、言い過ぎでしょうか。
ところが、「瓦にコーティングすれば綺麗になり屋根が蘇りますよ。」と、いい瓦に塗装を勧める一部の訪問販売業者がいます。以前のセメント瓦からの流れで塗装をした方がよい。と、考えているのかもしれませんが、イブシ瓦ではやってはいけないことの一つです
確かに瞬間的には綺麗になりお客様にも喜んでいただけます。
んが、写真の映り変わりまで説明してくれていれば高い金額を投資する気にはなれません。
よっぽど、美味しい物を食べた方が生活の質もあがります
※イブシ瓦(日本瓦)に塗装をして3年経過 (まだ綺麗に見えます)
※イブシ瓦(日本瓦)に塗装をして8年の経過の家 (屋根が白っぽくまだらになります)
せっかくの本物の瓦も塗装により息ができません。瓦が「助けてくれぇぇぇぇ」と、悲鳴をあげているようにも観れます (ノω・、)
こんなことはやめてあげてくださいね ヾ( ´ー`)
全国瓦工事業連盟青年部のネットワークを活かしお住まいのエリアの屋根診断士をご紹介します。
ポイントはお住まいから半径20㌔のエリア且つ25年以上地元に根差した工事業者が安心施工の目安です。