注目されている『カバー工法』
今回は『カバー工法』についてお話させていただきます。
『カバー工法』とはなに❓❓❓
カバー工法とは、既存屋根材(スレート・板金等)の上から、新たに別の屋根材を重ね葺きする工法です。谷などの板金部材の劣化・既存屋根材の劣化が進んで再塗装が難しい場合なども、カバー工法はお勧めできます。
★カバー工法のメリット★
〇既存の屋根材をはがさずに工事を行えるため産業廃棄物処理の手間とコストを最小限に抑えられる。
〇古い屋根材に石綿飛散対策(石綿スレートは簡単に処分処理できません。)
〇古い屋根材と新しい屋根材が二重になることで断熱性・遮音性が増す。二重に被せても建物重量に負担にならない。
〇ガルバリウム鋼板と違い天然石を板金材に吹き付けているため景観性がよい。
以上がカバー工法のメリットにはなりますが、カバー工法をする際には住宅の築年数や、屋根材の下地(野地板)や垂木の状態など十分に調査して行わなければなりません。状態を確認せずに行うことはできません。この調査は、我々❝屋根のプロ❞❝屋根工事専門業者❞が専門知識と施工経験から成せることです。大切な財産である建物を守るために、ご依頼は専門業者に任せてください!!
《施工事例》

【施工前】

今回のお宅は下地補強板を張りました。
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下葺材防水紙貼り
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軒先板金
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新しい屋根材を載せていきます。
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新しい屋根材の薄さはこの程度です。
既存屋根材の上に新たな屋根材を被せても重量負担にはならないということがおわかりいただけるでしょうか。
棟部 木材納め
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樋金具取付
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樋取付
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完成
新規屋根材 拡大
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【完 成】
【施工前】

【施工後】

[工事施工費 比較] 93平米 足場・消費税・諸経費等は別途
〇塗装工事・・・・約230,000円
〇カバー工法・・・・820,000円(下地補強板貼り含まず)
〇既存屋根撤去 軽量瓦への葺き替え工事・・・・1,110,000円(下地補強板貼り含まず)
上記は工事施工費の比較として参考にしてください。
・あと10年住めれば良いので塗装で良いのか。既存屋根を再塗装して、まだ大丈夫な状態なのか
・今回の施工事例のように 石付き板金カバー工法で施工して将来的な建物保存につなげるか
・下地等の状態を考慮すると、既存屋根材を撤去して軽量瓦へ葺き替えをした方が良いのか
色々なことを考慮して施工方法をご選択ください。
また、その際にはお気軽に屋根診断士在籍のひろやす瓦にご相談ください。
お客様の大切な財産を守るアドバイスをさせていただきます。